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怒りのワルビアル

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かつてトリプルバトルにトップメタとして君臨していた(らしい)構築に
ケンホロウ+ワルビアル(通称ホロウビアル)というのがあった。

6世代で仕様変更により成立するようになったピントレンズ+強運+辻斬りの確定急所を
ケンホロウが味方ワルビアルに放ち、怒りのツボを刺激する構築である。

なのだが、とにかくケンホロウというポケモンが弱かった。

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以前、自分もこの(変な鳥)ポケモンダブルバトルで使ったことがあるのだが、
あまりの弱さに卒倒、1-11したあげく構築を解体することになった。

というのもこいつの耐久力が低すぎるため、
先制技を重ねられたりするだけで簡単に落ちてしまう。
賢明なプレイヤーはこのことを知っているので
アクアジェット等の先制技をワルビアルではなく、
ケンホロウに集中してくるため簡単にコンボを阻害されるのだ。

そういうわけでファストガードなしにこのコンボを決めるのは不可能、
つまりダブルバトルではただの鳥という烙印をおさざる得なかった。

そうしてこの鳥のことは忘れていたのだが、
ひょんなことから追い風飛行Zトゲキッスの存在を知る。

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追い風Z+強運で確定急所になるマジカルシャインが強そう…ではなく、
そう、神速で怒りのツボが発動できるのである。

従来の構築に比べタイムラグはあるものの、
確定急所神速は怒りのツボコンボを阻害してくる怒りの粉この指止まれにも強い。

この構築ならホロウビアルを現代に蘇らせられるのではないか、
そう思い構築に至ったのであった。


・サンプルパーティ

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ポケモン 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
ガルーラ 捨て身タックル 猫騙 不意打ち グロウパンチ ガルーラナイト 肝っ玉
トゲキッス マジカルシャイン 神速 この指止まれ 追い風 飛行Z 強運
ワルビアル 地震 はたき落とす 岩雪崩 守る オボンの実 怒りのツボ
モロバレル エナジーボール キノコの胞子 怒りの粉 守る ゴツゴツメット 再生力
ペリッパー 暴風 熱湯 追い風 守る 気合の襷 雨降らし
カメックス 潮吹き 波動弾 冷凍ビーム 守る カメックスナイト 雨受け皿


https://3ds.pokemon-gl.com/rentalteam/sm/BT-D806-4DE7

上記の構築は適当にレーティングバトルに潜って7-3してきた構築である。
トゲキッス+ワルビアルを選出したゲームは全て勝てたので問題は裏選出。

ペリッパーカメックスは晴れ対策として適当にいれたが、
適当と言えるポケモンではなかったので改善の余地がある。

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適当に入れたが適切でなかった奴

 

基本的にはガルーラかモロバレルトゲキッスを先発で出し、
相手の攻撃でガルーラやモロバレルを退場させ、
次のターンに怒りのツボを発動させるのが主な動きになる。

特徴としてはホロウビアルほどコンボに依存せず、
また、個々のポケモンのスペックが高いため、サポート要員であるはずの

ガルーラとトゲキッスの並びで普通に勝ってしまう

のがとても強かった。

 

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雑に強い並び


これが割と重要でグロウパンチを積んだガルーラで
イージーウィンできるならそれに越したことはないのだ。

勿論ヒードラン+ボーマンダや霊獣ランドロス+ボーマンダの並びを
ワルビアルで崩壊させた試合もあったし、
何より、ワルビアルというポケモンは最低限の性能を持ち合わせており、
コンボなしでもそこそこ活躍することはアローラダブルでも証明済みである。
(普通のワルビアルは威嚇)

上記の構築で厳しかったポケモンにはカミツルギや相手の雨パを筆頭に
初手から素早いポケモンが挙げられる。
カミツルギや雨ルンパは怒りの粉を受け付けないのが特に厳しいと感じた。

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怒りの粉が効かない速い奴


これを改善するために2匹目のこの指要員として、
ルカリオパチリスあたりのポケモンを考えている。

が、あまりにスタンダードな構成から離れてしまうと
上記のメリットを放棄してしまうことになるため、難しいところである。

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偽装し辛い人達


この構築は準伝を使わない、比較的構築難度の低い構成
(過去作教え技を使うのでORASが必要)だが、
注意点としてはトゲキッスの特性が強運かつ攻撃個体値5以下である必要がある。
これは、味方ワルビアルへのダメージの関係であまり妥協はしないほうが良い。
なので、トゲキッスを粘る際(特に♀を粘る際)は注意してほしい。