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ログ置き場

ニクスグマ

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https://3ds.pokemon-gl.com/rentalteam/usum/BT-4791-B75D #pgl

WCSレートに潜ったら14連勝できて思いのほか強かったので公開。

 

USUMで追加された教え技の中で最も環境を動かした(鬱陶しい)技といえば
サイドチェンジであろう。

味方と配置を入れ変える技なのだが、耐久が高いポケモンに単体技を受けさせることで、エースポケモンをZ技や高火力技から守ることができるというわけである。
今回の教え技で使い手が大幅に増えた関係上、サイドチェンジを採用しているか否かは初見ではわからない。
そのため、一発目はほぼケアすることが不可能で、事実上のこの指とまれとして機能する非常に強力な(使ってる方が一方的に有利な)技なのである。

このエースを守るためのサイドチェンジャー
これまたUSUMで追加された最強のエースを使ったパーティが今回の構築だ。

 

ニャオニクス

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数あるサイドチェンジャーの中から選ばれた猫系男子
何故このなのかというと、まず特性が悪戯心であること。
これにより優先度2サイドチェンジ優先度3で繰り出すことができる。
これだけなら他にもヤミラミという該当者がいるのだが、
この猫の高い素早さにも注目したい。

環境によくいる猫だまし使い

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この辺りが使ってくる猫だまし程度、素早さ種族値104優先度3真の猫
サイドチェンジで猫だましも回避可能なのだ。

猫だましすら吸える疑似この指とまれに加えて
その猫だましを両立できるポケモンとなれば、


実質4世代のドーブル

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といっても差し支えないだろう。
7世代になってようやく猫派犬派に勝利した瞬間である。

他の技については全体技からダメージを軽減するリフレクター、光の壁を採用したが、
ミストフィールド、手助け、威張る等有用な技をたくさん備えている。
また、脱出ボタンサイドチェンジという、この指とまれでは成し得なかった、
猫だましの対象変更からの脱出という芸当もできる。

まさに可能性の獣と呼ばれるにふさわしいポケモン

 

マッスグマ

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USUMで神速がタマゴ技になり突如覚醒したクマ
ついでにサブの攻撃技として地獄突きや地団太も獲得したため、
鋼やゴーストにもある程度対抗できるようになった。

とはいっても、ほとんど腹太鼓神速しかしないので、サブウェポンは好みの範囲。
一応、地獄突きには音技を封じるという隠された能力があるのと、
単純に威力が高いので採用している。

その腹太鼓神速の火力だが、メガガルーラや威嚇込霊獣ランドロスあたりの
いわゆる”普通に硬い奴”程度は大抵一撃
で落とすことができる。

素早さ操作もZ技も必要なく高威力先制技を出せる存在は貴重で、
普通にサポートなしで採用されてもおかしくないスペックを誇っている

またクマ相性の良い点として、初手に猫だまし避けのゴーストを出されやすく、ノーマルタイプのクマに対して高打点を持てるポケモンが少ないことが挙げられる。

こちらもゴーストには打点がないが、一度腹太鼓を積むと
この指とまれ状態になるので、その間に2体目のエースを降臨させるのが
このパーティの基本的な動きである。

 

ジャラランガ

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マッスグマ表のエースとするなら裏のエースはこのジャラランガだ。

マッスグマが先制技で素早いポケモンに強く、ジャラランガは範囲技で遅いポケモンに強いため、相手側視点からすると範囲の違う対処しづらい組み合わせであるといえる。

ブレイジングソウルビートが最強のZ技であることは疑いようのない事実なので、
当然ジャラランガZ、スケイルノイズは確定。
マッスグマの神速の障害になる鋼を焼ける火炎放射、守るは必須として、
今回は防音みがわり型を採用した。

ジャラランガ同系や滅び系がどう考えても面倒だったので防音、
音技が効かない相性の良さと状態異常対策を鑑みてのみがわり。
副次的効果としてスイクン等の吠えるまでもを無効化する”デキル奴

クマ同様ブレイジングソウルビートを使った後はこの指とまれ状態になるので、
ジャラランガを先に展開している場合はマッスグマを展開、
もしくは後述する真のエースに繋いでいくのがセオリーとなる。

 

メガメタグロス

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マッスグマジャラランガ双方、どちらの能力を引き継いでも強いメガ枠として抜擢された真のエース

ダブルエースのいずれかを自己暗示することによって、
本来積み技の使えないメガメタグロスの能力を飛躍的に上昇させることが可能になる。

腹太鼓を自己暗示した場合の硬い爪バレットパンチ威力はマッスグマ腹太鼓神速を若干上回る威力である。これがどれほどの破壊力を持っているかといえば無振りメガボーマンダを一撃といえばわかりやすいかもしれない。

ブレイジングソウルビートを自己暗示した場合でも、メガリザードンYの晴れ熱風(ダブルダメージ)を耐える耐久を誇り、カプ・コケコを超える素早さから思念の頭突きで霊獣ランドロスを一撃(威嚇が入っていない場合)とこちらも申し分ない能力と言えるであろう。

今回は相手のメガメタグロスを考えて地団太を入れているが、
自己暗示した後の範囲技は非常に強力なので岩雪崩を使ってみるのも面白いかもしれない。

 

基本的にはこの4匹を選出するべき他の2匹はほとんど選出しないし、
選出した場合、パワーが落ちることを念頭においておきたい。
思考停止基本選出が最もパワーのある組み合わせである。

 

ガオガエン

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突如夢特性が解禁された結果、使用率が1位(PGL調べ)になったポケモン

優秀なタイプ、威嚇、猫だまし等、強さの方向性には諸説あるが、
このパーティで採用するに至った理由は安定して後攻蜻蛉返りができるからである。

基本選出が決まっているパーティは後出しが不向きなポケモンで構成されているため、
後出しからの展開が困難である。しかし、後攻蜻蛉返りなら後続に負担を与えることなく後発からの展開が可能となるのだ。

もちろん、猫だましや威嚇によるサポートもあるので横に置いても悪くない働きをする
極めて器用なポケモンであり、パーティの潤滑油的存在といえるだろう。

 

カプ・ブルル

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ここまでの5匹はUSUM環境新規の構成だったが、
カプ・ブルルに関してはいたって普通の構成。

このポケモンに行きついた経緯として、ブレイジングソウルビート腹太鼓神速を使う関係上、ミストフィールドやサイコフィールドを張り変える手段が必要だった。

そこで候補に挙がったのがカプ・ブルル
物理火力の高いカプ・ブルルで自己暗示をすれば、
メガメタグロス同様、高火力高耐久を実現できる
・・・はずだったのだが、
いかんせん草タイプは耐性も攻撃範囲も宜しくなく、素早くもないため、
せっかく行動できるなら、普通にウッドハンマーをしていた方が強いのでは、
ということに気づいてしまったため、上記のような形に落ち着いた。

対戦していて気付いたことだが、このポケモンは比較的弱点を突かれやすいので
弱点保険を持たせて自己暗示元にするのも面白いのではないかと思う。